相続や資産管理で重要なのが、預貯金の正確な調査です。特に「名寄せ」や「残高確認」をきちんと行うことで、相続税申告や遺産分割をスムーズに進められます。この記事では、預貯金の調査方法、名寄せのやり方、残高確認の手順を詳しく解説します。
預貯金調査の目的
預貯金の調査は、以下の目的で行います。
- 相続財産の漏れを防ぐ
- 相続税の課税対象を正確に把握
- 遺産分割協議の資料を整える
- 名義変更や解約手続きをスムーズに進める
預貯金の調査方法
口座の洗い出し
被相続人の通帳、キャッシュカード、給与振込口座を確認し、銀行・信用金庫・ゆうちょ銀行などの口座を一覧化します。過去の通帳や公共料金の引き落とし口座もチェックしましょう。
ポイント
名義人ごとに口座をまとめることで、調査漏れを防げます
名寄せによる整理
名寄せとは、複数の口座や金融機関の情報を調べる作業です。銀行ごとに口座情報を整理し、重複や漏れを確認し、名寄帳や照会書を使って、被相続人が保有している全口座を把握します。
チェックリスト
- 銀行・信用金庫ごとの口座リスト作成
- 重複口座や名義変更済口座の確認
- 名寄せ表の作成(口座番号・残高・名義人を記載)
残高確認
相続開始日時点の残高を確認(ご逝去日の残高が相続財産となるためです。)します。通帳やインターネットバンキング、銀行窓口で取得可能で、定期預金や積立も含めて、正確な合計残高を算出します。
ポイント
相続税申告や遺産分割協議の際に、残高証明書を添付するとスムーズですし、定期預金の解約予定や利息も含めて計算します。
必要書類の準備
- 通帳・キャッシュカード
- 残高証明書や取引明細書
- 相続人の戸籍謄本・印鑑証明書
注意点
- 名義預金や贈与扱いの口座も調査対象に含める
- 複数口座は銀行ごとに整理し、名寄表にまとめておく
解約・名義変更の準備
- 遺産分割協議書を作成し、全相続人の同意を得る
- 銀行での解約・名義変更手続きに必要書類を提出
- 残高証明書と名寄せ表を活用すると手続きがスムーズ
預貯金調査のポイント
- 名寄せにより、口座漏れや重複を防ぐ
- 残高確認は相続開始日時点を基準に正確に行う
- 相続税申告は10か月以内に行う必要
- 複雑な名義関係や権利関係がある場合は専門家に相談
調査結果の活用方法
- 相続財産目録の作成
- 遺産分割協議書の資料として使用
- 相続税申告書作成の添付資料として活用
- 解約・名義変更手続きの準備
まとめ
- 口座を洗い出す ✔
- 名寄せで口座情報を整理 ✔
- 残高確認と証明書取得 ✔
- 必要書類を整理 ✔
- 解約・名義変更の準備 ✔
名寄せと残高確認を徹底することで、預貯金調査は正確かつスムーズに進められます。ご不明点などございましたら、お気軽にご相談ください。

