相続手続きで最初に行うべきことは、相続人の確定(相続人調査)です。相続登記、銀行預金の解約、株式の名義変更など、あらゆる手続きの前提となります。しかし実際には、

  • どこから戸籍を取ればいいの?
  • 本籍地が分からない
  • 古い戸籍が読めない
  • 転籍が多くて追えない

という声が非常に多く寄せられます。本記事では、相続人調査のやり方と戸籍の集め方を解説します。

目次

  1. 相続人調査とは何か
  2. なぜ戸籍収集が必要なのか
  3. 相続人調査の全体フロー
  4. 必要となる戸籍の種類
  5. 被相続人の戸籍の集め方(出生から死亡まで)
  6. 相続人側の戸籍の取得方法
  7. 本籍地が不明な場合の対処法
  8. 戸籍の読み方(旧字体・改製原戸籍)
  9. 代襲相続がある場合の追加調査
  10. 転籍が多いケースの追い方
  11. よくある失敗例
  12. 専門家に依頼すべきケース
  13. まとめ

1. 相続人調査とは何か

相続人調査とは、亡くなった方(被相続人)の法定相続人を確定させるための戸籍収集作業です。法定相続人は民法で定められていますが、それを証明する唯一の公的資料が「戸籍」です。

2. なぜ戸籍収集が必要なのか

以下の手続きでは必須となります。

  • 不動産の相続登記(2024年義務化)
  • 銀行預金の解約
  • 証券会社の名義変更
  • 保険金請求
  • 相続税申告

金融機関や法務局は、出生から死亡までの連続した戸籍を求めます。

3. 相続人調査の全体フロー

➀被相続人の死亡戸籍取得
➁出生までさかのぼる
➂相続人を確定
➃相続人全員の現在戸籍を取得

4. 必要となる戸籍の種類

種類内容
戸籍謄本現在の戸籍
除籍謄本全員が抜けた戸籍
改製原戸籍法改正前の古い戸籍
戸籍附票住所履歴

5. 被相続人の戸籍の集め方(出生から死亡まで)

① 死亡時の本籍地で戸籍取得

死亡の記載がある戸籍を取得。

② 1つ前の戸籍を確認

「○○市から転籍」と記載あり → その市町村へ請求。

③ これを出生まで繰り返す

6. 戸籍の取得方法

取得方法は3つ。

① 窓口請求

② 郵送請求

③ 広域交付制度(2024年開始)

2024年から、最寄りの市区町村窓口で広域取得が可能になりました。ただし、直系のみが対象で、兄弟調査は対象外になりますのでご注意ください。

7. 本籍地が分からない場合

対処法としては、「住民票の除票を取得」「戸籍附票を取得」「過去の固定資産税通知書を確認」する方法があります。

8. 戸籍の読み方

古い戸籍は:

  • 旧字体(﨑・澤など)
  • 縦書き
  • 手書き

が多く、非常に読みづらいです。重要ポイントとしては、

✔ 認知の記載
✔ 養子縁組
✔ 離婚歴
✔ 非嫡出子の記載

を見逃さないことがあげられます。

9. 代襲相続がある場合

子が先に亡くなっている場合、孫の戸籍も取得が必要になります。また、兄弟が死亡している場合には 甥姪の戸籍も必要になります。

10. 転籍が多いケース

本籍を何度も移している場合:

  • 1通ずつ遡る
  • 空白期間がないか確認
  • 連続性を必ずチェック

1通でも抜けると手続き不可。

11. 失敗例

❌ 出生まで取得していない
❌ 改製原戸籍を取っていない
❌ 半血兄弟を見落とした
❌ 養子縁組歴を確認していない

12. 相続人調査が複雑になるケース

  • 再婚歴あり
  • 前妻の子がいる可能性
  • 認知の可能性
  • 本籍が全国に散在
  • 戦前生まれ

13. 相続人調査にかかる期間

  • 通常ケース:2週間~1か月
  • 複雑ケース:2〜3か月

14. 費用目安

戸籍1通:450円〜750円。専門家へ依頼した場合5万〜15万円程度。(当事務所での料金表

15. 相続人調査を怠るリスク

✔ 後から相続人が判明
✔ 遺産分割無効
✔ 登記やり直し
✔ 損害賠償リスク

16. まとめ|相続人調査は“重要工程”

相続人調査は、すべての相続手続きの土台です。

✔ 出生から死亡までの戸籍取得
✔ 相続人全員の現在戸籍取得
✔ 抜け漏れゼロ確認

これが鉄則です。

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  • 戸籍の取り方が分からない
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戸籍収集代行・相続人確定まで一括対応可能です。

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